このブログコーナーではKOKOちゃんや、登場人物の秘密のお話なども書いていきますのでお楽しみに!
KOKOちゃんの生まれたカライカライ星の子どもたちは、みんな野菜や果物の帽子をかぶっています。
そして大人になると、帽子は自然に取れるしくみになっています。
いつ、帽子が取れるかは、その子によって少し違います。
早く取れてしまう子もいるし、もっと時間のかかる子もいます。
成長の仕方は、その子によっていろいろで、みんな違うのです。
だから、地球の人間社会のように、みんな一斉に行う成人式のような儀式はありません。
もう少し詳しく説明すると、カライカライ星の人たちは、はじめは惑星の大地に根差した自然性を身に着けて生まれてきます。
自然の果物や野菜の帽子は、そうした自然性を象徴しているものです。
そして成長するにしたがって、いろんな環境の刺激が加わり、その子の自然性と後天性が統合されていきます。
すると、潜在的に持っているDNAの開花が新たに始まります。
そして子どもたちは、自分の才能や個性を豊かに発揮し始めるのですが、その青写真がほぼ出来上がった頃、帽子は身体から自然に取り外れるのです。
帽子の種類には、それほど深い意味はありません。
もちろん土台になる自然性とも言えるので、どの植物の帽子を選ぶと、より自分らしさを発揮しやすいかを、生まれる前にお母さんとよく話し合ってから決めることが多いようです。
ただ、どんな性質の植物を選んだとしても、どれもが全ての可能性を備えているので、あまりそれにこだわる必要はなく、単に色合いや形などの好みで選ぶことが多いのだそうです。
KOKOちゃんは、赤い色と形が気に入ってイチゴを選んだのですが、どうしてもイチゴとミルクのミックス色にしたくて「コンデンスミルクをかけて」とお母さんに頼みました。
カライカライ星では砂糖は厳禁なのですが…お母さんは仕方なく、ミルク模様を織り込んだ特性の帽子を作ったというわけです。
KOKOちゃんが、地球の甘いものに強く惹かれてしまったのも、仕方がないのかもしれないですよね。
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